2014年10月30日木曜日

怒濤のオーディオ新製品レビュー!<ハイレゾ対応インナーイヤーヘッドホン、全機種まとめ。アンバラ、バランス比較も編 >

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密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-Z5 64,750円+税
密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A3 35,130円+税
密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A2 25,880円+税
密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-H3 販売終了

ソニーストアインナーイヤーレシーバーページ

昨年までは、XBA-H3のみがハイレゾ対応インナーイヤーだったけど、、、今年は、その後継機種A3、その1つ下位モデルのA2、、、そして、、、その上位モデルとして、Z5なんてものまでもがラインナップされ、合計3モデルが、ハイレゾ対応に。さぁ、どれにすりゃいいのか、迷う迷う。。。

ということで、昨年モデルのH3含めて、合計4モデルを、まとめて比較試聴レビューしてみたいと思う。。。
もちろん、4モデルすべてがリケーブルによりバランス対応になるから、聴き比べてみる。

XBA-Z5は、すでに当店ブログでレビュー済み!

●開梱

●XBA-A3

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↑合皮の少しゴージャス感漂うキャリングケース。

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上2段がハイブリッドイヤーピース(SS、S、M(出荷時に本体に装着)、L)
下2段がシリコンフォームイヤーピース(S、M、L)

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↑クリップと、アジャスター。(写真は、XBA-Z5のケーブル)

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↑マイク&マルチファンクションボタン付スマホ用コード
(ハンズフリー通話の他、Xperia専用アプリ「SmartKeyアプリ」で、1クリック、2クリック、3クリックを各種動作に割り当ててスマホをリモコン可能)

●XBA-A2

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↑ナイロン製のキャリングケース。A3のよりはかなり小ぶりなサイズ。

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コードアジャスターや、コードクリップ、イヤーピース、スマホ用リモコンコードは、A3と同じ。

●外観

●XBA-A3

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昨年モデルのXBA-H3同様、イヤーハンガータイプ
はじめて装着するときは、とまどうだろうが、慣れてしまえばどーってことない。上位モデルはどうしてもボディ容積が大きくなり重量もそれなり。なので、ハンガータイプの方が安定する。

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↑昨年モデルのXBA-H3のケーブルとは少し変化が。からみにくいセレーションケーブル採用は同じだが、カラーが、派手目のレッドから、少しディープな色味に変更されている。また、表裏でブラック&レッドのツートンカラーだったものが、ケーブル4面中1面だけがレッドとなり、赤がアクセント的な使い方になってる。

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↑A3もH3も重量は同じで10g。A3は、付け心地を考慮してなのか、ケーブルに対して本体に角度がつけられている。

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ユニット構成は、口径16mmダイナミックドライバーユニットとバランスド・アーマチュア・ドライバーユニット2基(フルレンジ+HDスーパートゥイーター)を組みあわせた、新開発のHDハイブリッド3ウェイドライバー。

●XBA-A2

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A2は、A3とちがい、通常ケーブル。イヤーハンガーにはなっていない。
重量は9g。

ユニット構成は、口径12mmダイナミックドライバーユニットとバランスド・アーマチュア・ドライバーユニット2基(フルレンジ+HDスーパートゥイーター)を組みあわせた、新開発のHDハイブリッド3ウェイドライバー。

●リケーブルについて

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XBA-A3もA2も、当然、ケーブルは脱着可能。イヤホン側の端子は、MMCXをソニーが独自カスタマイズしたものを採用したとしているが、フツーに、MMCXケーブルが接続できるはず。付属アンバランスケーブルは、MDR-1A同様、LRのグラウンドをまとめずセパレートして、4芯でステレオミニ端子根元まで送っている。これにより、クロストークの低減、音の広がり、引き締まった低音を実現している。

●視聴してみよー

PHA-3を音出しにして、付属のケーブルと、純正バランスケーブル「MUC-M20BL1」で比較。
プレーヤーは、ウォークマンZX1。
ソースは、「怒濤の・・・シリーズ」統一曲とした、SHANTIのアルバム「Romance with me」から、1曲目に収録されている、「Don't Let Me Be Lonely Tonight」。

まずは、、、バランスケーブルをみてみる。

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ヘッドホンケーブル MUC-M20BL1 ソニーストア価格10,130円+税
バランス接続対応ヘッドホンケーブル(XBA-Z5/A3/A2/H3/H2用)

ソニーストア

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↑A3やH3では、形状記憶樹脂を使ったイヤーハンガータイプのケーブルが使われているが、このバランスケーブルは、通常ケーブル。耳へハンガーとして、重量を支えるようにはなってない。
どうしても、ハンガータイプがいいって人は、「XBA-Z5」付属のバランスケーブルを部品で購入するといいかも。

では、、、聴いてみる。

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↑XBA-Z5をリファレンスとして。。。

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↑まずは、XBA-A3。

Z5のしっとりとしたまとまり感のある音に対して、XBA-A3は、メリハリ、キレがあり、元気ある印象。が、初代&2代目BAモデルに比べると、「モニターより」の味付け。ナチュラル。
昨年モデルのXBA-H3と比較すると、さらに解像感が増した感じ。また、低音がよりクリアになった。
Z5と比較してしまうと、高音域にもう少し透明感が欲しいとも思うが、Z5だけに搭載された「マグネシウムHDスーパートゥイーター」によるものだろう。Z5との価格差を考えると、ヒジョーに魅力的なコスパにすぐれたヘッドホンに思える。

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↑つづいて、XBA-A2。

A3と比較すると、すこーしだけ、低音が控え目に。が、高音はさらにメリハリが。ロックやパワフルな音源では、A3よりも楽しめそう。
A3との価格差は、、、1万円。がんばれるなら、A3のほうをオススメしたい。

では、、、バランス駆動で聴いてみよー。

やはり、バランス駆動での一番のメリット、LRのセパレーション感向上による、立体感。これが、きわだつ。これにより、クリア感、解像感も向上してる。
また、バランス駆動は、アンプ出力がアップするため、音全体の立ち上がりスピード(スルーレート)が向上し、いわゆる、スピード感、キレがぐっと来る!
試聴曲では、序盤は、女性ボーカルとギターという、比較的シンプルな構成で、LRのセパレーション感を確認できる。後半は、低音がどすんと出てきて、キレの良さを体感。そして、男性ボーカルとともに、楽器の種類も増え、解像感の向上がわかる。

 

↑これ、、、XBA-Z5のときのインプレッションなんだけど。決して手抜きじゃなく、A3、A2でも、アンバラとの比較では全く同じ印象を受ける。

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↑A3では、アンバラ時と比較して、かなり高音がまろやかになった印象。音の輪郭がすぱっと刃物で切ったような感じだったのが、カドを落として聞きやすくなった感じ。
H3のバランス駆動と比較すると、よりクリア感、立体感がきわだっていた。

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↑ボーカル定位、立体感ともに、アンバラ時よりも大きく向上。さすがに、低音抑えめ、高音元気という味付けまでは変わらない。贅沢言えば、、、全体がレベルアップしただけに、もう少し低音が欲しい。。。
とまぁ、現在は、ソニー製品では、PHA-3だけが、バランス出力するわけで。その相方として、A2では、ちょっと寂しいよね。A3は欲しいところ。
将来的に、、、リーズナブルなバランス出力機器が出てきたときには、このクラスでも十分楽しめそう。

●いろいろまとめ

Z5、A3、A2、、、そして、昨年モデルのH3。
H3からあえて、A3への買い換えまではしなくてもいいかも。ガマンできる。
アンバラ使用なら、A3orA2は、おサイフと相談で。バランス使用なら、迷わずA3で。
Z5は、、、スピーカー&アンプで、がっつりとイイ音聴きたいぜ!っていうくらいの予算あるなら、ぐっと節約できて、超高音質が楽しめるから、いっちゃいなYO!っていう感じ。Z5+PHA-3に、、、ウォークマンZX1とまでいかなくても、手持ちのPCで十分代用可能だから。12万あれば。。。

それと、、、そんなに頻繁に買い換えないから、少しがんばったのを買いたい。そんな人には、あえて、さらにもう一声がんばってもらって、、、将来出ると信じたい、バランス対応ウォークマンに備えるとか、どう?PHA-3はガマンして。。。A3orZ5いっちゃいなYO!

当店店頭では、MDR-1Rの登場以降、インナーよりもオーバーヘッドタイプのほうが人気が高い。今回も、押され気味のインナー陣営。。。特に、PHA-3購入者は、高い確率で、MDR-Z7をセットでいっちゃってる現状。
オーバーか、インナーか、、、だけじゃなく、PHA-3もセットにして、バランスで攻めるか・・・などなど。
今回のヘッドホンラインナップは、今まで以上に悩ませる要素盛りだくさんで、売る側も困っちゃってるんだぜぃ!

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ご注文は是非、こちらのリンクからソニーストアで!

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当店ブログ「怒濤のオーディオレビューシリーズ」

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